2008年
中浦ジュリアン記念公園
西海市西海町中浦地区にある中浦ジュリアン記念公園を
暑さも少し和らいだ初秋に訪れてみました。
歴史が好きな人は知ってらっしゃると思いますが
1582年〜1590年、天正遣欧少年使節の一人として
日本人で初めて海を渡ってヨーロッパの地を踏んだ人です。
ポルトガルのリスボンに着くまで風任せの帆船である
南蛮船で2年半も掛けての命がけの航海でした。
ヴァリニャーノ神父が日本人の宣教師を育てる為
先進国の素晴らしさの見聞を広めて布教に役立てる事と
日本宣教の経済的・精神的援助を求める為の使節です。
資料館に入ると照明が点き壁3面に大きく描かれた
壁画が穏やかにそして印象深く目に映ります。
おそらくヴァリニャーノ神父との出会いから殉教までを
描いてあるのでしょう・・・
教皇グレゴリオ13世との謁見の絵、この時ジュリアンは
高熱を出して公式の謁見は無理でしたが教皇の計らいで
単独での謁見を許されたそうです。
その横は豊臣秀吉との聚楽第での洋楽器による演奏とか
描いてあるようです。
最後は穴吊りの刑で殉教された絵ですね・・・
65歳の生涯でした・・・
資料館にはジュリアンの手紙も展示されていました。
資料館の外に出て階段を登ると中浦ジュリアンの
銅像が建っています。
13か14歳で未知の国々に旅立つ強い意志を示してる
ようですね。
ジュリアンの指差す方向を見ると東シナ海と崎戸・・・
そして遥か彼方にはローマがあります。
殉教と言う悲しい終わりを考えると中浦ジュリアンの
希望と憧れと強い意志を持ってヨーロッパを訪れた
輝かしい若き日々を思い胸が熱くなるのを憶えました。
2007年6月、ローマ教皇ベニディクト16世は中浦ジュリアンを
福者に列福すると発表しました。
すぐ近くにジュリアン顕彰碑が有ります。
地球儀の上に帆船が乗ってるデザイン。
地球儀には天正遣欧少年使節の進んだ
航跡が描いてありました。
西海市西海町中浦南郷
TEL 0959−37−0138
(西海市教育委員会)
資料館開館時間 9:00〜17:00
地図
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