2009年

川棚町

魚雷発射試験場跡




戦争遺構として今も朽ちながら姿を残す魚雷発射試験場跡の
魚雷発射場です。 釣り好きな人には釣り場ポイントとして知ってる
人も多い事と思います。


片島魚雷発射試験場跡

佐世保鎮守府が開庁されて間もなく、海軍工廠が佐世保湾の
北岸に開設された。この工場で製造される魚雷を実地に発射
実験するために大正七年(一九一八年)川棚村三越郷の
片島に魚形水雷発射試験場が設置された。
発射した魚雷の進行状況を頂上の観測所から観測し性能試験
を行った。

太平洋戦争勃発後、昭和一七年(一九四二年)川棚に分工廠
が設置されたことに伴い、魚雷発射場の施設がさらに拡張さ
れ、その際に片島は海峡が埋め立てられて陸続きとなった。

平成一八年(二〇〇六年)
川棚町教育委員会
 





橋には今も魚雷を運搬したレール跡が残っています。



橋の付けに根には柵が設置されていました。
立ち入り禁止とは書いてありませんでしたが暗に
「ここには入らないように・・・何かあっても知りませんよ」
と言う意味と受け取りましたので立ち入りはしませんでした。





この建物で燃料の酸化剤や圧搾空気、圧搾酸素を魚雷に
注入したのでしょうか??!!




建物の屋根はすでに落ちて屋内には立派な木が茂っています。



こんな遺構が残ってるのって結構珍しいのではないかな?!



何の跡だろう?!



建物の横には水槽のような跡もありました。



資料が無いので全く持って分かりませんが推測などしました。


(上の画像をクリックするとこの遺構から魚雷発射試験場跡までパンする動画が見られます)

海上に残った建物・・・・
昔は橋で繋がっていたような形跡があります。
位置関係で見ると観測所か発射指揮所みたいですね。





海上の遺構と魚雷発射試験場の間に小高い山に登る
道がありました。案内板に頂上に観測所があったとあります。

毎月入ってくる刊行物の中に(時々)スナメリに関するものがあって
その中にここがスナメリのウォッチングポイントと書いてあったのを
思い出して登ってみました・・・途中シダやカヤが茂る所も
ありますので長ズボンで登らないと小傷を負います。
10分程で頂上に着きました。



5人ほど立てる開けた場所から大村湾が見渡せます。
右手に大きく写るのが大崎半島、その先は西彼町の中山郷、
風早郷あたりでしょうか?!



軍国時代、魚雷の航跡を観測する場所が
今の平和な世の中ではこの静かな海にスナメリを探す
絶好のポイントになっています・・・・

幸せな時代に生まれた事に感謝しました。


スナメリを汗の引くまでの時間探しては見ましたが
流石にそこまで幸運は無く、一息ついて見晴らしの良い
この場所を後にしました。


地図


特攻殉国の碑へ続く

魚雷監視望楼

川棚海軍工廠跡他




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