2011年
佐賀県有田町

佐賀県立九州陶磁文化館

テーマ展
見つけよう やきもの昆虫採集 



佐賀県立九州陶磁文化館の第1展示室で平成23年7月30日〜8月28日まで
行われているテーマ展「見つけよう やきもの昆虫採集」を初日に見学に行きました。


  昆虫は、奈良、平安時代から書物に登場したり、実際に観賞の対象として
 愛玩されるなど、私たち日本人の生活に身近なものでした。
  この時代の「虫」の概念は、現在の昆虫より広く、蜘蛛(くも)、蛙(かえる)
 、蛤(はまぐり)、蝦(えび)など虫編で漢字表記される小動物も「虫」の
 仲間として考えられていたようです。
 やきものにおいても、平安時代の渥美(あつみ)焼(やき)に蜻蛉(とんぼ)が
 描かれているなど、古くから虫が文様や形として描かれていますが、江戸時代の
 初めに誕生した有田焼は、それまでのやきものに比べれば、染付や色絵などの
 装飾技法が格段に多くの昆虫を文様として表現しました。
  明治時代以降は、より技術的な創作をする陶芸家たちにより、伝統的な文様
 かだ脱した新しい文様の虫たちが描かれました。
  今回の展示会では、江戸時代の初期伊万里から、”裸の大将”で知られる
 放浪の画家山下清、そして、13代酒井田柿右衛門までの作品を多く展示します。
  時には愛され、時には嫌われる虫たちが展示品のやきものに沢山描かれて
 いますので、ぜひ彼らを探してください。

                             
展示室内にあったチラシより転記 




丁度NBCラジオ佐賀のスキッピーが取材にきていました。
邪魔にならないように静かに観賞(当たり前の事ですねw)

作品は62作品展示されています。
意外と虫が描かれてるものは少ないそうなのでこれだけの
作品が揃うのは珍しいことのようです。



佐賀県立九州陶磁文化館に来るちょっと前に実物の生きたカニを
見てきたのでそのリアルさにびっくりするほどでした。



栄螺(サザエ)にも虫偏がついていますね〜



蝶が描かれてる作品が多いのですがこの合子(身と蓋が合うもの)
は別の意味で蝶が多いです。



全部蝶です、細かいですね。



こうゆう細工されたものはついつい見惚れてしまいます。



これが山下清の作品です。
遠目で見てもすぐにホタルの絵だとわかります。
どの角度から見てもホタルと草のバランスが良いんですよねぇ。



酒井田柿右衛門の作品です。

まだ直接許可をとってないそうで、遠目からの撮影は
許可していただきました。

もう1つ酒井田柿右衛門の蜂の巣と蜂をモチーフにした合子が
あるのですがこれが繊細でまるで生きてるようでした。
この作品は実際展示場まで足を運んで見てください。


8月5日・6日は「さがそう!あそぼう!夏休み子どもイベント」が
10:00〜11:30に行われます。
6日の14:00からは展示解説もありますので興味ある方は
詳しい解説が聴けると思いますよ!



場所 佐賀県立九州陶磁文化館 

日時 平成23年7月30日〜8月28日
開館時間 9:00〜17:00

休館日 月曜日

観覧料 無料

地図 


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