2012年
大村市

特別展

懐古・知新 



大村市立資料館で行われている特別展「懐古・知新」を
見に行きました。 展示物の撮影は禁止されていますので
パンフレットのスキャン画像です・・・   orz

大村純忠の時代の資料や現大村市に至るまでの簡単な
展示物がありましたが私の目的は後藤貴明の木像です。
(武雄市重要文化財)
後藤貴明の実子、龍造寺家均(晴明)が貴明没後5年、1588年
11月に仏師、感定軒に依頼して作った木像で貴明の実際の
風貌に近いものと思われます。

後藤貴明は大村純前(すみあき)の実子(側室)ですが前年に
跡継ぎが出来なかった純前が有馬氏から養子として受け入れたのが
大村純忠で純忠が大村家の家督を継ぎ貴明が後藤家に養子に
出されました。このことで決定的な亀裂が生じたと思います。
後藤貴明と大村純忠はその後何度か戦火を交えることとなります。
 
実子を追い出す形となり家臣にもそのことを不満に思ったものも
大勢いたようです。大村家家臣に反逆を起こさせ起こした戦が
野岳の戦いです。(貴明敗退)以前レポートした
横瀬浦と南蛮船と
宣教師
で書いたように大村純忠が貿易港にした横瀬を焼き討ち
しています。三城七騎籠りの戦いもドキドキするものがあります。
(貴明勢1500に対して純忠は三城城に七騎と数十人で立てこもり
ついには貴明勢を退けた 関連レポ 
峯阿乗之碑と大日堂



第19代武雄領主 後藤貴明 
1534年3月〜1583年9月17日没

木像は写真よりはるかにリアルで瞬きしそうな気がするくらいでした。
戦国武将の迫力ある面持ちです。


後に松浦氏から養子に迎えた惟明の謀反に何度か戦をした敵
龍造寺隆信の手を借りて惟明を倒しますが実子、清明を龍造寺に
養子に出し、龍造寺の実子を跡取りとすることで後藤家は
龍造寺隆信の支配下になります。

龍造寺の元大村純忠を攻め落とし降伏させ隠居させることとなります。
(関連レポ
 大村藩とキリシタン史跡巡り )




大村市立資料館 特別展 懐古・知新

期間 平成24年10月2日〜11月30日
(後藤貴明木像展示は11月4日まで)

10時〜18時

入場無料

休館日 月曜日、祝日、10月18日、11月15日

会場 大村市立資料館(大村市立図書館2階)
大村市東本町481
地図 




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