波佐見かるた
2010年4月に作られた波佐見かるたです。
言葉は同じ波佐見でも地区、年代で微妙に違うのが面白いところです。
「わたし的現在の使いかた等」は波佐見生まれ、波佐見育ち、宿郷在住
波佐見中央小学校、波佐見南中学校、波佐見中学校でしたので
下波佐見の訛りも学友から影響受けました私の一言です。
(後、佐世保の高校にも通ったので曖昧になってる部分もあります)
読み札と翻訳 |
わたし的に現在の使いかた等 |
|
あ |
あんびぎゃきたぞ。おらすなぁ? |
「ぎゃ」より「に」を使うことが多いかも |
い |
忙しかけん、いがばもいせろよ |
「けん」は「から」と訳します。「いが」は 「赤ちゃん」「もい」は「子守」が訛ってます。 最後の「よ」はお願いの意味を含み「さ」に なると命令の意味を含むと思います。 |
う |
うまかとよ、にごみ、もみぜ、ぼうぶらずうし |
「にごみ」は「煮物」「もみぜ」は野菜を味噌 タレで和えた物。「ぼうぶらずうし」「ぼうぶら」は 「かぼちゃ」です。食糧難の時代おかゆみたいに してカボチャなど野菜を入れて量を増やした食物 |
え |
絵筆持ち玄さん今日もきばっとらす |
「きばっとらす」の「きばる」は「頑張ってる」 ですが「働く」と言う意味で使う事もあります。 「らす」はらっしゃるが省略されたものかと。 |
お |
お手柄、陶工助けた富永治助・五郎右衛門 |
これは標準語w 詠んだ通りです。 |
か |
風に舞う田ン頭のしだれ桜はきれーかばい |
田ノ頭郷の事を「たんかしら」と呼ぶ人も多い です。私は今は「たのかしら」と呼んでますが。 |
き |
飢饉を救った皿山人形浄瑠璃 |
まだ皿山人形浄瑠璃見た事無い・・・ |
く |
国境、示す村木の三領石 |
三領石についてはリンク先を参照して下さい。 |
け |
けえなゆう、猿岩に登れってや |
「けえなゆう」は疲れるの意味ですが私は 「きゃーなゆ」と言います。より省略された発音 |
こ |
古窯のおもかげ今に伝える知恵治窯 |
これも説明要りませんね。 |
さ |
さんかけん、よんにゅ着とかんば |
「さんか」は寒い、「よんにゅ」多く・沢山 「〜とかんば」は「〜しなければ」 |
し |
宿の町、屋号たどってタイムスリップ |
宿郷はその名が示すように、札の辻であった 土地です。 |
す |
すーすーすーばってん、どあろ |
前の「すーすー」は「すうすう」後の「すー」は 「する」、「ばってん」は「だけど」、「どあろ」は 「どう、あろうと」に、良いでしょうまでも省略した のではないかと思っています。 「どがろ」「どわろ」と更に訛った言い方がある。 |
せ |
世界一の登り窯で焼いた、くらわんか碗・ |
中尾郷にある大新登り窯は全長170m あるそうです。 |
そ |
そっちばっかいぬれば、かたんびくぞ |
「ばっかい」は「ばかり」、「かたんびく」ってあまり 日常では使わないなぁ〜 |
た |
たっかとけのぼいよれば、おっちゃゆっぞ |
「たっか」は高い、「とけ」は所「おっちゃゆっ」は 落ちるですが「かっかゆっ」と言う時もあります。 これは一時三川内に住んでいた為かと思います |
ち |
茶碗ばびっしゃーだ、あっちゃらー、がらるっぞ |
「びっしゃーだ」割る・潰すの意味、「あっちゃら ー」は「あちゃ〜」に近いのかな?!「がらる」は 「がられる」「が」と「られる」に分けられる? 「らる」は「られる」ですが「が」は?! |
つ |
つんのーで行こうか東前寺の精霊流し |
「つんのむ」連れ添う、東前寺の精霊流し見た こと無いです・・・・ |
て |
てんげ、ゴムじょい、てれんぱれん |
久し振りに聞いたよ「てれんぱれん」笑「てれくれ」 も同義語です。70代の川内生まれの母は手ぬぐ いは「てんぎ」と言ってました。 |
と |
殿様への献上品か三股青磁 |
三股郷の紹介で少し書いてます。 |
な |
夏の夜、天の川に繋がる川内のホタル |
川内郷の紹介で少し書いています。 |
に |
荷物の運搬に活躍した、ちんちょか稗ノ尾眼鏡橋 |
稗ノ尾眼鏡橋を波佐見かるたでは「へのお めがねばし」と読んでいます。因みに稗古場を 「へこば」と私より上の年代は呼ぶ事が多いかな 「ちんちょか」は「珍ちょか」ちょっと変・変わった |
ぬ |
ヌルヌルが美肌をつくる波佐見温泉 |
波佐見温泉は湯治楼で楽しむことが出来ます。 |
ね |
ねふたかといやろ、ぐぜってなぁ |
「ねふたか」は眠い「ねふたかといやろ」より 「ねふたかとやろ」と私は使います。 「やいろ」は「だろうけど」、「やろ」は「だろう」です |
の |
野々川の茶娘、ふうかぶいしてええらしかー |
「ふう」は頬、頬が隠れるように(顔が隠れる ように)手ぬぐいを被り、「ええらしか」は可愛い。 「こえらしか」と言う言葉もあってこれは子供の 愛らしさを表現するときに使います。 野々川はかるたでは「のんこ」と詠んでます。 |
は |
畑ノ原でなんばしよっとな 窯焚きたい |
「なんば」は何を、「しよっと」は「してるの」 「な」は疑問。 |
ひ |
ひらがいにしゅうか、役場んサイレンの鳴ったけー |
「ひらがい」は「昼あがり」でお昼にしようと言う 意味。「鳴ったけー」より「鳴ったけん」が使い 慣れてる。 |
ふ |
二つ岳に登れば波佐見のよう見ゆっばい |
二つ岳公園の登り道・・なんとかならんかぁ?! 二つ岳は「ふたったけ」と呼んでます。 |
へ |
へんぶばといげ行こい |
「へんぶ」はトンボの意味ですが、使わないです。 「〜ば」は「〜を」と訳します。 |
ほ |
豊作の波佐見田原をうるおす二百余の堤 |
その田原が宅地になってゆくのは時代の流れか |
ま |
万寿姫、救った為朝 腰掛石 |
為朝がこの腰掛石に座って黒髪山の方を見ると 大蛇の姿が見えたそうな。リンク先参照。 |
み |
山中浮立も見てません、郷土芸能が手薄 | |
む |
昔おおどぼう、今はよか父ちゃん |
「おおどうぼう」は「横道坊」 |
め |
めっかけ茶わん、替えて新品、器替えまつり |
「めっかけ」もあまり使わなくなりました。 |
も |
木造の旧講堂に、子どもたちの歌声響け |
早く旧講堂復活して欲しいですねぇ〜 |
や |
説明はいらないですねw | |
ゆ |
ユーモラスな案山子の待っとう鬼木の棚田 |
「待っとう」を「待ってる」に替えるだけ。 |
よ |
寄んなっせ、ゆるいのぐりいはぬっかばい |
「ゆるい」が囲炉裏とは知らなかったです。 「ぐりい」は「ぐるり」ではないかな |
ら |
ラケット振る、鴻巣山の運動公園 |
昔話で鴻巣山と八天山を大男が運んでて八天山 はゆっくり下ろしたので綺麗な山の形をしてるが 鴻ノ巣山は落としたので潰れた形なんだって |
り |
李祐慶を祭る 春の陶祖祭 |
陶祖祭も行ったことない・・・ |
る |
留守番するとは、とうぜんなか |
「とうぜんなか」さびしいの意味です。「とうぜんな か」は「徒然ない」退屈な・さびしいの意です。 |
れ |
歴史を語る陶郷中尾に煉瓦の煙突 |
今はガスや電気の窯ですから煉瓦の煙突の 上には植物が生えてます。 |
ろ |
ローマ法王に謁見した美少年マルチノ |
リンク先を見て下さい。 |
わ |
わいどみゃーよんにゅ食うたろ、波佐見梨ば |
「わいどみ」わいがお前、どみが達、「ろ」は 疑問。「〜ば」は「〜を」で訳して良いと思います |
を |
をんをん泣きびす、やぐらしか |
「泣きびす」は泣き虫。「やぐらしい」はうるさい。 |
ん |
んにゃ |
んにゃとググるとはんにゃがでてきた・・・・ んにゃとかばってんの否定形で会話は避けたい |
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||