中尾郷




陶郷中尾山と呼ばれるだけあって多くの窯元が今も
陶磁器を生産しています。「長崎県まちづくり景観資産」
の指定を受けています。

写真中央やや右に青い屋根の
大きな建物、藤田陶芸さんの入り口あたりから上に170m
大新登窯跡 で世界最大の登窯跡です。

左手の山の斜面には中尾上登窯跡 がありこれも
160m以上の規模があります。
昔から焼き物が盛んな地域である事が分かります。



小川に沿って上る通りを中心に入り込んだ路地裏が
不思議な感覚を呼び起こす時があります。




国登録有形文化財の「中尾山うつわ処 赤井倉」です。

入母屋造りで一部2階建てで明治期の代表的な商家の
風情が残されています。他にもこの坂を上り切ったところに
ある「文化の陶 四季舎 」も古い建物を有効利用した素敵な
場所を提供されています。


文化の陶 四季舎のサイト内レポート




東側斜面の中尾上登窯跡のすぐ近くに山神社があります。

(山神社の近くの道路から撮影した動画はコチラ




ここから少し上った場所に大神宮があります。



折角来たのだからと慈雲寺、観音堂も見学しました。





中尾の谷を見下ろす場所には稲荷社がありました。

中尾山は春の桜陶祭、秋の秋陶めぐりと賑わいます。



 長崎県の中で雲仙の次に寒い所と言われる中尾山は、陶磁器製造の秘密
が知られないように山々の谷間にあり、400年の長きに亘り日用食器の産地
として現在まで継承されてきました。陶郷としての風情と自然景観に恵まれ、
人情味溢れる里として、今では多くのメディアに取り上げられています。
 中尾山は北から南に本道りがあり、これに沿ってほぼ平行に川が流れ、
東側には神仏(大神宮、陶山神社、御観音様、聖徳太子、護国神社、稲荷神
社)、西側には御先祖様のお墓があり、周囲を山に囲まれた緑豊かな里です。
田畑がなく、窯業一筋の里で、400年の歴史を持つとされる世界最大の登り窯
(大新窯、大登窯)が発掘されています。
 先人たちは、この170mもの窯を焚きあげるのに、神仏に祈りながら仕事を
していたのではないでしょうか。陶山三神社の祭礼は現在においても脈々と受け
継がれ、陶芸の里に相応しい景観はこの地を訪れた人達に心地よい感動を
与えてくれています。
 また、県の文化財として保存されているレンガ造りの長い煙突が昔のやきもの
づくりを偲ばせ、今ではこの地の貴重なシンボルとなっています。
 毎年たくさんの人で賑う桜陶祭は、平成元年の若焼会の野焼き作品の展示を
始まりとします。その取り組みが広く郷民の共感を呼び、郷民総参加のイベント
へと発展しました。今では、4月の第一土曜・日曜日に開催され、この日は各窯元
が家を開放して出店し、陶箱弁当のほか、この地ならではの商品を格安で販売
しています。
 平成4年には里づくり協議会が発足し、ガードレールがレンガの登り窯をイメー
ジしたものになり、更に枝道のレンガ敷なども整備され、郷内の橋名も郷民から
の募集により命名しました。
 平成8年には新しく交流館が完成し、二階には古陶磁器の展示と郷内各窯元
の商品の即売も行っています。交流館の近くには、ロクロによる作陶などできる
伝習館があり、低価格で宿泊できる施設も整備され、波佐見の顔としての
役割を担っています。
                                  自治会長 福田和廣

平成22年3月号 広報はさみ GO!GO!郷!!
〜えんちの地区はどがんとこ?〜 より転載しました。




中尾郷の石橋

後日加筆予定。



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