波佐見町

波佐見町指定史跡

三領石



立て札より転記


寛保2年(1742)に設置された、佐賀領・大村領・平戸領の
三藩領境を示す石碑。
高さ2.15m、幅30cmを測り、3面にそれぞれの領域が刻まれている。

南面「比三領境東西峰尾続雨水分南大村領彼杵群波佐見郷」
東北面「比三領境東西峰尾続雨水佐嘉領松浦群有田郷」
北西面「比三領境西北峰尾続雨水分平戸領彼杵群早岐郷」
「郷村記」より

波佐見町教育委員会 




各藩の皿山をかかえるこの地域では,農業用地の争いにに加えて
焼き物用の薪を確保するために藩境をめぐって,争いがたびたび起こりました。

そこで,三藩の話し合いによって,この石碑が建てられたいうことです。


44.境 石〜三領石(村木郷)…

 
波佐見は県境の町、以前から藩境の村でした。
三領石は、村木峠から西へ入りみかん畑を通り、少し山を登ったところに
建っています。高さ7尺1寸(2.15m)幅1尺(30cm)の三角形石柱で、
正面に「此三領境東西峯尾続雨水分南大村領 彼杵郡(ごおり)波佐見郷」、
右面には同じく「…東西・・・佐賀領 松浦郡有田郷」、左面には
「…西北・・・平戸領 彼杵郡早岐郷」と刻まれています。

 今から240年ほど前の寛保2年(1742)に三藩の役人が立ち合って
建てた境石です。三領石から東へは野々川の一本杉跡の石碑を経て、
小樽の仏坂の境石までは、分水嶺が佐賀領と大村領の境です。

以前は大松が点々と並んで境を示していたが、境松のない所や枯れた
松には、佐賀は角塚、大村は丸塚を交互に築きました。
 
波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊より






境野一本杉跡石碑



々川郷境野にある大村領・佐賀領の境界を示す石碑。
郷村記によると、昔ここに大杉があり、これが枯れたので
文化12年(1815)にこの石碑を建てた。
 また一本杉跡から三領石まで総境塚数184(内92佐賀
角塚92大村丸塚)があり、藩境の尾根に四角塚と丸塚が
交互に築かれたことが記されています。



小樽の仏坂の境石



茶畑の中に有りましたので作業されていた所有者の

了解を得て撮影しました。はさみ100選ガイドブックに

ある位置とは道を境に反対の所にありました。

お話を聞いた所、山の中まで転々とあるそうです。



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