2009年

波佐見町

やきもの公園






龍窯(蛇窯)横炎式窯

中国の古代、春秋時代(約3000年前)の

昔から使用され、改良されてきたという、

斜面を利用した縦長の窯です。穴窯のように

一室になっていますが、窯の左右や上に薪を

投げ入れる穴が数多くあいている細長い窯

です。最初は下の焚き口から薪を燃やし、

温度があがるにしたがって左、右の穴から

薪を投げ入れ焼成します。器物のまわりで

薪が燃えるので熱効率がよく、中国やタイ

では50メートル以上もの龍窯で大きな

水かめなどを焼いています。



磚の窯昇炎式窯

中国の万里の長城や各地の塔、城壁、

寺院などで使われている黒い煉瓦

「磚」を焼く窯です。石炭を5〜7日

くらい燃やしつづけ、約900℃に

なったら、火をとめて窯を密閉し、水

を窯の中に注入しつづけて、強還元にし

「磚」を作る珍しい窯です。

地方によって窯の形式がすこし異なって

いますが、この窯は中華人民共和国天津

郊外の窯を移転して、復元したものです。




穴窯横炎式窯

山の傾斜地を利用して、穴を掘り、窯とし

たもので、中国、朝鮮半島に見られ、日本には

5世紀頃朝鮮半島から伝わり、13世紀頃まで

主に使用されました。

古墳から発見される須恵器は、この穴窯で

焼かれたものです。

薪を使用した横炎式の窯で、還元炎焼成にも

なり、1200℃以上の高温にもなります。




野やきの祭壇

粘土の器を乾燥し火で焼くと、水を入れて

も崩れなくなることを古代人は発見しました。

「野やき」は最も原始的な焼き方で特別な

窯はいりません。燃料は木や草、羊の糞など

燃えるものなら何でもよい。燃料の上に乾燥

した器物をおき、その上にも燃料をかぶせ、

燃やすだけです。この方法で、600℃〜

800℃ぐらいの温度になり、土器が焼けます。

日本の縄文式土器や弥生式土器、埴輪などは

野やきによるものです。現在も、東南アジア、

インド、アフリカなど、野やきによって水がめ

などを焼いている地域があります。




虹の華

太陽の色 虹 を希望の色としてやきもの公園の

花にしました。  森 正洋 1996

森正洋氏の残されたモニュメントです。




世界の窯を見られる丘の下は広場になっています。

ゴールデンウィークに行われる波佐見陶器まつり

11月のはさみ炎まつりの会場となります。



公園の端には水場もあります。

夏場は日陰が少なく辛いですが穏やかな気候の

時期には広場を利用してボール遊びなど出来ます。

また、1月には昭和おもしろ遊び塾が開催され

広場を利用して凧揚げや縄跳びなどの遊びを

楽しめます。また隣接された陶芸の館も覗いて

行かれると波佐見の事や焼物の事など知る

事も出来、1階のショップでは波佐見町の

各窯元の商品を購入する事も出来ます。


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各窯についての説明は窯の前に設置された
陶碑に書かれた文章をそのまま写しました。


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