金屋郷は現在、世帯数160世帯、人口540人の町内では中位の自治会です。
位置的には町内の中心部に近く、役場や学校などが近く、便利で静かな地域です。
郷の玄関口には、大きな鳥居があり、それを通過して約2.5km登ると金屋神社
があります。金屋のシンボルある金屋神社からは町の中心部が見え、神社上部の
奇岩(猿岩)からは、波佐見のすばらしい景色が広がっています。
金屋神社の歴史は古く、再来年(2012年)には1280年祭を迎えます。九州では
古い由緒のある神社で、小話で豊臣秀吉が朝鮮出兵時に、神社周りの杉を切り倒
し、伊万里まで運んで船の帆柱に利用したと言う話があります。
春の大祭には若者達が御神輿を担ぎ、急斜面を登って奥殿で祈願し、夏の
夏越祭には子供神輿が郷内を練り歩きます。
春・夏ともに神事が終われば、中尾・鬼木・折敷瀬など四地区の有志が揃った
演芸会が催され、大変賑わいます。
郷では、自治会と別組織で金屋自然の会を組織し、神社を中心とした町おこし
活動をしています。
神社の周りにえびね蘭の植栽、郷全体の銘木選定、鳥居前に大門松制作、
年越し竹燈の設置、春には菜の花、秋はコスモスと四季折々の自然を生かした
取り組みをしています。
秋のコスモス開花の時季には、井石、中尾、鬼木の協賛でJRウォーキング大会が
開催され、約1700名の方々にコスモス街道を歩いてもらい、大変好評を得ていま
す。
郷の行事は、お年寄りから子どもまでもが参加できる、ふれあいグランドゴルフ
大会、9月には敬老会、10月は郷ウォーキング大会を開催し、ウォーキングしな
がら地域の銘木等を見て、地域の再発見を深めています。
これからも、このすばらしい自然と古い歴史を生かしながら、住みよい郷づくりに
努めていきたいと思います。
自治会長 田川繁雄
平成22年3月号 広報はさみ GO!GO!郷!!
〜えんちの地区はどがんとこ?〜 より転載しました。
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